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カテゴリ: 3Dプリンタ

Frsky X9 Lite 用モジュールケース

X9 Lite用のモジュールアダプタを作ってみました。
キャリーハンドルのおかげでX-Liteにモジュールアダプターを装着したよりはバランスが良いのですが、やはり『見た目重視』の私にとっては不満だったりします(笑
と、言う事で作ってみました。
DSC02076-s
どうでしょう。
キャリーハンドルとアンテナの位置で一目瞭然化と思います。
と、画像は試作版の白ですが、モジュールアダプタとの違いがよりよくわかると思います。
裏蓋を敢えて残しているのは中身は『JUMPER JP4in1』だぞ!と主張したいからです(笑
DSC01838-1
モジュールアダプタの場合、キャリーハンドルの手前側にアンテナが来てます。
モジュールケースの場合単純に厚さが減りますのでこのままだとアンテナが干渉します。
かといって干渉しないくらい薄くすることは不可能なので、今回はアンテナの位置を移動させることにしました。
DSC02079-s
アンテナの位置はこのようになります。
アンテナのベース(アンテナをねじ込む部分)の内側の関係で高さが必要なためこのように台形の箱が必要になってしまってます。
DSC02074-s
モジュールケースを外すと、このようになります。
かなり薄く感じると思います。

向きを変えてみると、
DSC02073-s
アンテナの付け根の形状が良くわかると思います。

それで、完成品は、
DSC02129-s
このようになります。
ケースの色が黒になるとより一体感を感じられると思います。
DSC02134-s
ヨコ斜め上から見るとこのようになります。
モジュールユニットがかなり薄くなっていると思います。
ノーマルの裏蓋のアンテナベースが無ければ、よりスッキリすると思いますが、そこは我慢です(笑

さぁ!
これで、より一歩無敵プロポへ近づきました。
とは言え、ここまでやってしまうと裏蓋を作り直しても良いのかもしれません。
最新プロトコルを使わないのであればノーマルアンテナを外し、アンテナの付け根を加工して穴を塞いでマルチプロポとしても良いかもしれません。
…、デザイン的にですよ(笑

もっと言えば、X-Lite と違って内部に空間が有るのでごにょごにょ…以下自粛(笑

と毎度の自画自賛ですが、良い感じにできていると思います。

あとは、ジンバル周りです。

Frsky X9 Lite 用モジュールアダプタ
DSC01991-s
X9 LIte は技適も取得してるのに何で”技適モジュール”の必要があるん?
と、お思いでしょうが、海外では技適モジュール以外に使えるモジュールが多々あるようで意外と皆さん作られているようです。

と、言う事で作ってみました。
X-Liteとの違いは、モジュールとのコネクタがなぜか奥深く設置されていて、そのぶん”足”を付けなければ装着できません。
DSC01822-s
こんなふうに、奥深く埋まってるんです。
さらにこの”壁”に傾斜が付いていて、X-Liteのように平行に作ってしまうと、より分厚くなってしまって不格好になってしまいます。

それで、今回はCADの新ワザを覚えたので、
DSC01839-s
こんなふうに傾斜をつけてみました。
更には”壁”と一体感を出すべく曲線も取り入れてます。
それで、装着してみると…、
DSC01992-1
こんなふうになります。
意外とイケるかと思います。
”壁”のカーブとも上手く合っています。
本当は”もうひと技”欲しかったのですが、まだ未熟なので習得できてません(苦笑
今回はX-Lite よりキャリングハンドルが有るので”厚さ”が目立たないようです。
そのキャリングハンドルのおかげで取扱が楽になっています。
更に”太い爪”が追加されているのでよりしっかりと固定されます。
DSC01999-ss
中央下部に毎度モジュールアダプタとの連結用のコネクタ作業ホールがあります。
そのすぐ隣ともう少し離れたところに”爪”が有ります。
基本的にX-Liteと同じですが、傾斜が点いているのが解ると思います。

ただ、この微妙な傾斜で上下の平面が少々荒れてしまってます。
これはプリンタの造形解像度の影響で原理的にも絶対に避けられない物です。

尚、配線と組み立て方は基本的にX-Lite用と同じです。
ので組み立ての時は、
を参照してください。

さて、実際の運用ですが、運用に関しては対応ファームの導入が必要となります。
2019年10月5日の段階ではまだ正式なファームウェアが発表されてません。
その為今回はテストバージョンをダウンロード、インストールしています。

と、言う事で起動してみました。
DSC01998-s
無事にLEDが点灯しモジュールが起動している事を示しています。

ただ、ファームインストール時に”謎のアラート”が表示され少々ビックリしました。
これはファームを書き換えたことでモデルデータなどがリセットされる旨のアラートでした。

他に全ての設定データもリセットされてしまうため、スティックのキャリブレーションも必要となります。
ここでも、スティックが振り切った状態で”あれっ!?文鎮かぁ!??”っとなりましたが、いろいろいじくってたら単に”キャリブレーション”をすれば良いだけでした。

これでジャストフィットサイズでマルチプロトコル対応のプロポが完成しました。
となると、次の不満はジンバル周りですね。
こちらも現在進行中ですので、順次情報をアップしていきます。

と、アダプターを作ったら次は”ケース”となりますが、現在最終チェック中ですのでもう少しお待ちください。

アダプターの購入Linkは後日アップします。

BetaFPV製 75X、75Proフレーム用ブザーハンガー
DSC01698-1
フープ等のマイクロ機を作っていると何時も苦労するブザーの設置です。
キャノピー内に押し込んだり、タイラップで固定したりと様々ですが、今回、BetaFPV製のフレームで組んでいる歳に”おっ!?イケるんじゃ??”とおもって作ってみました。

毎度の自画自賛ですが上手く収まってると思います(笑

現状では、BetaFPV製のLEDパネルにはめ込む形になります。
DSC01701-1
上側から見た画像です。

DSC01702-1
機体に取り付けた場合の前方側から見た物です。
LEDパネルのはんだパッドが見えると思います。
DSC01705-1
後ろ側から見るとこのような感じです。
今回はナイロンナチュラル(白)でプリントアウトしてありますが、ナイロンブラック(黒)だと目立たなくなります。


組み立ては横からLEDパネルを差しこむような形で装着、固定します。
元々は重ねるようにして”ぱちん!”とハメるようにデザインしたつもりですが予想以上にぴっちりに仕上がったので、上記のような組み上げ方法になりました。

DSC01817-1
ナイロンブラック(黒)の装着例です。

DSC01818-1
斜め後方から見るとこのような感じでブザーの位置が良くわかると思います。

【注意】
装着可能なブザーは直径5mmの物を想定しています。
またブザー、造形の状態によってはキツかったり緩かったりする場合があります。
緩い場合は接着剤などで固定が必要な場合が有ります。

現在、DMM.makeの
Drone-Rider's ショップ内でプリントサービス(有料)をしております。



X-Lite用 JP4in1 モジュールケース

では画像が足りなかったので、追加画像を掲載します。

基盤の固定にはJP4in1で使用されているタッピングビスを使用しているのですが、ビスの長さが長いため、今回はフープのFC(Flight Contoroller)固定時に使用するゴムブッシュをカットして挟んでいます。

アップ画像は、
DSC06428_2'
このようにゴムブッシュを使用しています。
短いビスを準備すれば良いと思うのですが、”再利用”ということでこのような形にしています。

モジュールユニットとの配線に関して、
の後半部分の”配線”を参考にしてください。
モジュールアダプタとの違いは
裏側から差す”と”表側から差す”の違いなだけです。
DSC06428-4
モジュールアダプタの接続部分のアップです。
ピンヘッダにX-Liteからのケーブルを結線しています。
配線の色は”組み立て記事”と同じにしてあります。
組み立て時の注意としては高さを押さえる必要が有りますので画像のように折り曲げての配線になってます。

更には、毎度の見た目重視でJP4in1モジュールの裏蓋が半透明なのでこのうよなものになってます(笑


Beta75X バッテリーハンガー
3S_ハンガー_2
BetaFPV製のBeta75Xフレームは元々は2S用ですが、BetaFPVさん、さすがメーカーです。
無理矢理にカスタム3Sバッテリーを作ってしまいました。
ノーマルフレームを一部加工することで専用3Sバッテリーを使用してきました。

が、毎度へそ曲がりの私は「HV3Sバッテリーが使いたい!」と言う事で作ってみました。

元々BetaFPVのフレームでは今回の75Xの他に65X、65Pro、75Pro対応のバッテリーハンガーを作ってましたので、今回も3Dデータを修正するだけ(?)で済みました。
75Proフレーム用も既にできていますが、まずは75X用です。


毎度のDMM.makeさんでプリントアウトしたモノ物がこれ
pict_1
こちらのショットは裏側から見た物です。

pict_2
こちら側がフレームの上(表)側から見た物になります。
手前側の爪を引っ掛けて固定します。

3S_ハンガー_1
フレームと合体させた状態です。
バッテリーを搭載した状態で振り回したり引っ張ったりしてみましたが、取り敢えず問題ないようです。
一応、保険の為のタイラップ固定用の溝も作ってありますので、心配な方はタイラップと併用すると良いでしょう。

フレームの加工は、
pict_5
この画像のようにノーマルのバッテリーハンガーをニッパーやカッター等でカットするだけです。
注意点としては一直線にカットし、画像で縦方向に伸びているバーとの高さと合うようにカッターで整える事です。

まずはニッパーでカットし、後でカッターで整えると比較的楽に高さを合わせられると思います。
この状態になったら後はバッテリーハンガーをはめ込むだけです。
フレームを上下裏返しにして上からハンガーを押し込むだけです。

押し込む際は斜めにしたりして押し込むとパチン!とはまります。
無理に広げたりすると破損する可能性が有りますので注意して押し込んでください。

位置を合せてはめ込むと、
pict_6
このようになります。
前後を間違わないようにしてください。
切欠きの有る部分が後方に向くようにしてください。

位置がぴったりと合うと、
pict_7
この画像ように隙間なく合体します。

バッテリーハンガー側にも位置合わせ用の突起が有ります。
フレームの画像で言うと縦方向のバーに引っかかるようになってますので、合わない場合はバッテリーハンガーとフレームの両方を押さえて前後左右に『微妙に』動かしてください。
ぴちっ!』と会う場所が有るはずです。

以上で作業は終わりです。

飛行に際しては必ずバッテリーが固定されているか確認してください。
また、ハードランディングや墜落の場合はハンガーが破損する場合が有りますのでご留意ください。



X-Lite用 JP4in1 モジュールケース
DSC06434-2
さて、間違い探しのようですが、今回は画像のようなモノを作ってみました。
これはアダプターでは無く、『ケース』です。
つまり、元々のケースを取っ払って『中身だけを収めた』ケースです。

単体で見るとわかり難いですが、高さ(厚さ)がかなり抑えられています。

DSC06452
このようなケースを作成し、

DSC06428-2
このように中身を収めたモノです。
X-Liteからのコネクタからのリード線を表に引っ張り出し、その先にピンヘッダをはんだ付けし、通常と反対側から押し込んでいます。
リード線の色と信号はモジュールアダプタと同じにしてあります。
コネクタ(ピンヘッダ)も少々工夫してあります。

この状態では当然基盤側の加工は一切ありません。
更に、アンテナ周りも一切加工はしていません。

DSC06432-2
ふたをするとこの通りです。フチの段差もちゃんと作りこんであります。
高さ(厚さ)以外の外寸はアダプターと同一ですが、かなりスッキリとした感じになりました。

DSC06439-2
比べてみるとこのような感じです。
かなり違うと思いますが、数値では「たった8mm」です。

ちなみに比べているのは『限界挑戦バージョン』です。
これもノーマル版から1mm薄くなってます。

DSC06445-2
裏側(X-Lite側)から見るとこのような感じです。
X-Liteとの接合部分は基本的に同じです。
表面の差はプリント時の差でが、ちょっと残念です。

モジュールケースの方がすっきりしてます。

基本的に外に内蔵が漏れないように作るには現状が限界です。
これ以上の挑戦は裏蓋を加工する必要が出て来ます(笑
(やっては見たいですが(笑))

X LIte 用JRモジュールアダプタの組み立て方法
モジュールアダプタ①SS
これまでX-Lite用のモジュールアダプタは四種類作りました。
・DJTモジュール用
・DFTモジュール用
・マルチモジュール用
・マルチモジュール用限界挑戦モデル
以上の中で、DFTモジュール以外は基本的に同じなので、
今回は マルチモジュール用 の組み立て方の説明です。

『マルチモジュール用限界挑戦モデル』用は文字通りプリントアウトできるぎりぎりまで高さを1mm押さえた物です。
希望がありましたら公開します。

このモジュールアダプタは、
・DJTモジュール
・iRangeX IRXマルチプロトコルモジュール
・JUMPER JP4in1マルチプロトコルモジュール
の動作確認はしております。
その他に、
・TBS Crossfire モジュール
・XJTモジュール
等のJRタイプモジュールが存在しますが動作確認はしておりません。

いよいよ組み立て方法の公開です。

モジュールアダプタは
で購入できます。

DMM.makeでの画像は”ナイロンナチュラル”で、乳白色です。
製作例では”ナイロンブラック”の物です。

それ以外に必要なモノは、
①丸ピンICソケット(2.54mm、1列)
②連結ピンヘッダ(20mm高のモノ)
③基板用ピンヘッダ(2.54mm、1列)
です。

秋葉原の部品ショップで手に入ります。
通販の場合は、

https://www.marutsu.co.jp/
    丸ピンICソケット [20ピン×1列] 2.54mmピッチ【GB-ICS-2520PR】
    連結ピンヘッダ [40ピン×1列] 6/11/3 2.54mmピッチ【GB-SPH-2540P(L20)】
    40ピン基板用ピンヘッダー[40ピン×1列]【2130S1*40GSE】

    丸ピンIC用ソケット (シングル 9P)
        [6604S-09] 通販コード P-01016

モジュールとの連結部
    連結ピンヘッダ 1×40 (40P) 6/11/3←5ピン使用するためそれ以上ならば良い
        [SH-1x40SG(20) 6/11/3] 通販コード C-02960
    ピンヘッダ 1×40 (40P)
        [PH-1x40SG] 通販コード C-00167

また、上記部品はかなり余るのでこれから説明する内容を良く読みショップで選ぶと無駄が省けます。

では、いよいよ説明に入ります。


確認作業(X-Liteとの仮組み)

先ず、モジュールアダプタとX-Liteが結合するかを確認します。

X-Liteのバックパネルカバーを外して爪を確認します。
X-Lite爪-2S
赤丸の部分が「爪」です。
次に、マルチモジュール側の切欠きと溝を確認します。
モジュール溝-2S
同様に赤丸の部分が切欠きです。
この切欠きとX-Lite本体側の爪を合せるように重ね合わせます。

重ね合わせると画像のようになります。
ハメ合せ_1-S
モジュールアダプタが数ミリずれたような感じでぴったり重なります。
又、アダプタの溝と本体のプレートがかなりきっちりの状態で製作してますので、
最初ははまり難い場合が有ります。
この状態から、
ハメ合せ_3S
画像の方向へ押し込みます。
「コクン」と感触がしてピッタリはまります。

ピッタリと結合すると、以下の画像のようになります。
ハメ合せ_3-S
ピッタリと結合した状態です。

各サイズはギリギリで作成してますのでプリントアウトの状態によりきつい場合が有ります。
状態によっては目の細かいサンドペーパーで角などを擦る必要があるかもしれません。

但し、余り力を入れると爪などが欠ける場合がありますので慎重に組み付けてください。


モジュールとの連結用の部品の準備(加工)

連結ピンヘッダをモジュールのピン数分をカットします。
信号線がの5本の為、5ピンでカットします。
連結ピンヘッダ-S

次に、連結ピンヘッダの短い部分をラジオペンチ等を使って曲げて行きます。
ピンヘッダ曲げ_1-s

5ピン全てを90度になるように曲げてください。
全てを曲げると画像のようになります。
ピンヘッダ曲げ_2-s

曲げ終わったら中央部のプラスチック部分を外します。
ニッパなどでカットしてしまえば簡単です。
ピン曲げ_2SS

合せてピンヘッダも5ピン分でカットします。
ピンヘッダ曲げ_3-S

ニッパなどで真ん中部分を削除した連結ピンヘッダ(画像左)
5ピン分にカットしたピンヘッダ(画像右)

モジュール側の部品が揃ったらいよいよモジュールとの結合部分の作成です。


5ピンにカットしたピンヘッダを画像のようにモジュールアダプターに差し込みます。
きつい場合はやすりなどで両端を軽く削ってください。
ボックス_1-S

次にピンヘッダが脱落しないようにセロハンテープなどで仮固定します。
仮固定用のテープはなるべく薄いモノを使用してください。
ボックス_2-S

モジュールアダプターに先に仮固定したピンヘッダが動かないように静かに
使用するモジュールを差しこみます。
ボックス_3-S

モジュールをアダプタに差しこんだ後、ピンが動かぬように起こし、
先ほど加工した連結ピンヘッダを差しこみます。
ボックス3'-2S
アップ画像です。
中央奥にモジュールのコネクタの穴が見えると思います。

加工済み連結ピンヘッダを押し込んだ状態が以下の画像です。
ボックス_5-S

向かい合ったピン同士をはんだで繋いで行きます。
はんだで繋いだ画像が、
ボックス_6-S
はんだ付けの際には手早く行うよう気を付けてください。
長時間はんだを当てているとモジュールアダプタが熱で変形する可能性が有ります。


はんだ付けが終了しましたら、各ピンの通電と隣とのショートなどを確認の後、
グルーガンや速硬性のエポキシ接着剤等で固定します。
ボックス_7-S

尚、グルーガンや接着剤を使用するときは、モジュール本体に
接着剤が付かないように注意してください。

コツとしては仮止めした後にモジュールを外し内側にマスキングを施してから
接着剤などを流し込むと良いです。

例の場合ではグルーガンを使用してますが、ガン本体を軽く押し付けグル―を押し込むように
流し込みました。

グル―の量はアダプタより盛り上がらないように注意してください。


X-Liteとの接続部分の部品を加工

丸ピンIC用ソケット (シングル)(以下丸ピンソケット)をX-Liteのピン数分カットします。
X-Liteの外部出力ピンは8ピンなので8ピン分をカットします。

同じようにピンヘッダも8ピンでカットします。
丸ピン_1-s

カットした丸ピンソケットを画像の位置に押し込みます。
図3SS

丸ピン_3
押し込む際に引っかかる場合は、
丸ピンソケットの左右、角を少しづつ削りながら押し込んでください。

丸ピン加工-s
両端が画像のような感じになっていれば押し込めると思います。
カットした時にバリや欠けが出てしまうと押し込みにくかったり緩かったりします。
バリなどは細かいサンドペーパーで少しづつ削りながら合わせてください。

押し込んだことを確認したら、開口部を上にしてください。
丸ピンソケットが押し込まれていることを確認してください。
丸ピン_5-s

次に、8ピンにカットした
ピンヘッダを画像のように長い方を曲げます。
丸ピン_6-3
分かり難いですが、下方向へ曲げています。

曲げたショートピンヘッダを画像の位置に押し込みます。
丸ピン_7-s

丸ピンソケットの先端とショートピンヘッダの先端が当たるように押し込みます。
図4-s

その際に、短い方のピンが押し込んだ部分から上にとび出さないように注意してください。
飛びだすとモジュールが固定できなくなります。

飛びだす場合はピンの曲げ具合で調整してください。

上に飛び出さず、丸ピンソケットと当たっていることを確認したら、
ピンヘッダと丸ピンソケットの当たる部分をはんだ付けします。
丸ピン_9-s
はんだづけが終了し、通電を確認したら、グルーガンでしっかりと固定します。

固定前にX-Liteと接続できるかも確認してください。
接続確認は最初の「確認作業」と同じです。

尚、丸ピンソケットの固定前ですのでX-Liteから外すときは丸ピンソケットが外れないようにモジュールアダプタの内側でしっかりと押さえてください。

丸ピン_10-s
X-Liteとの結合が確認できたら画像のようにグルーガンやエポキシ接着剤などでしっかり固定してください。
尚、ピンヘッダの短い側は後にはんだ付けをしますのでグルーや接着剤が付着しないように注意してください。


モジュールとX-Lite間の結線


●DJTモジュールの場合は3本の配線となります。
DJTモジュール配線-s

●マルチモジュールの場合は5本全ての配線となります。
全配線-s


配線の注意として、高さをギリギリに抑えてあるのでなるべく配線が重ならないようにしてください。
線材はAWG28等の外形の細い線材を使用してください。

特にモジュール側は画像のように重ならないようには以前してください。

どうしてもクロスさせたりする場合はX-Lite側の深さに余裕が有る場所で行ってください。

はんだ付けも固定の関係も有るのでなるべく短時間で済ませるようにしてください。
特にX-Lite側は樹脂で固定している関係で長時間はんだを当てると樹脂が溶けてしまい固定が緩くなってしまう可能性が有ります。

以下に各ピン配置を示します。

モジュールのピン配置(画像に合せてあります)

    □ □ □ □ □
     |  |  |  |  |
     |  |  |  |  +-- S.Port(レシーバー等の書き込みにも使用される)
     |  |  |  +----- GND
     |  |  +-------- Vcc
     |  +------------ HARTBEAT
     +--------------- PPM


X-Lite のピン配置

← S.Port
← GND
← VCC(6V)
← HEARTBEAT
← PXX_OUT





以上で作業は終わりです。

【注意!】
モジュールの動作テストは装着するモジュールのマニュアルを参照してください。
装着モジュールの動作などに関する質問にはお答えできません。

今回のモジュールアダプタはX-Liteとモジュールを極力近づけ、更に配線が外から見えないように製作してあります。
ですので、配線やピンヘッダの入る空間もギリギリに製作してあります。
その分、コンパクトに収まっていると思います。
(さらにギリギリを責めた限界挑戦バージョンも有ります。)

以下注意事項です。
配線に関して、動作は確認しておりますが、
動作を保証するモノではありません。

誤配線などには十分注意してください。
当モジュールアダプタの製作、使用に関しては全て自己責任で行ってくださるようお願いします。

又、マルチモジュールアダプタは小さな爪でX-Lite本体と固定されています。
持ち上げる際にモジュールアダプタを持って持ち上げたりすると破損する可能性があります。
取扱は十分注意していただくようお願いします。

ついに!
と言うかようやくドローン用 3Dプリントアウトパーツのショップをオープンしました。


まぁ、有りがちですが(笑

第一弾はマルチモジュールアダプタです。
モジュールアダプタ①SSS

単品パーツとしては少々高めですが、
送料込と言う事でよろしくお願いします。

X-Lite+DJTモジュールで堂々と日の当たる所で使えるようになったのですが、本体とのバランスがどうしても気になります。
そこで、DJTモジュールを購入時に”まちがって”購入してしまいどうしようもなく放置してあった”DFTモジュール”を装着してみようと思い立ちました。

右側が”今回のネタのDFTモジュール”です。
DFT-001

画像を見て分かるように大きさが、
DJTモジュールの”ヒレ”を除いた御本尊の44mm×61mmから、
DFTモジュールの37㎜×59mmと小さくなってます。
更にアンテナベースも小さく高さが押さえられてます。

ですが、今回はDJTモジュールのようにどなたかが作った物が有るじゃ無し…、
って言うことで自分で作ってみました。

まずは途中経過をブッ飛ばしてプリントアウトした物が
DFT-002
今回も組み立て後の画像です。
後日、組み立て経過の記事を掲載します。

DJTモジュールアダプタと並べてみると…、
DFT-003
こんな感じです。
画像ですとそれほど変わりは無く見えますが(画像のアングルが悪い)実物はかなり違います。
(詳細比較は後述してあります)

表面の質感があからさまに違いますが、DJTモジュールと同じDMM.makeの3Dプリントアウトサービスに依頼した物です。
この辺りをサポートさんに聞いたところ、
”気温等の影響を受けるので毎回同じ仕上がりにはならない”
との事でした。
磨けば良いのですが、色の樹脂の厚さが微妙であまり削ってしまうと”地の白”が出てしまいます。

一番の大きな違いはX-Liteの取り付け部分です。
可能な限り高さを抑える方向にデザインしてるのでX-Liteの裏側の膨れている部分を逃げるようにして有ります。
ココまで追い込めたのはDFTモジュールのコネクタの位置の関係で可能になったのでDJTモジュールではここまで追い込めませんでした。

それでは、早速の装着画像を
DSC05439-2
DSC05466-2
DSC05463-2

と、こんな感じです。
画像ではわかり難いですが、かなりコンパクトに収まってます。
X-Liteとの接続部分もかなり細かく弄ってますのでトップ部分との”ツライチ感”は自画自賛です(笑

DJTモジュールの装着画像に比べて気合が入ってるように見えますが意図は有りません(汗

DFTモジュールアダプタとの違いは”奥行(高さ)と幅”です。
DFT-004
よそ様が作った物と比べて”こっち(私が作った)のが~…”って言うのは好きじゃないんですが、
これだけ違います(苦笑)
と、言うのは実際にDJTモジュール用のアダプタを作ってみたのですが”汎用”ではこれ以下のサイズにはできないことが判明しております。
ですので”DFTモジュール用アダプタならこうなる”的な比較画像ととらえてください。
実測値では、高さー8mm、横幅ー8mmとなってます。
DFT-005
この画像だと、それぞれの差が良くわかると思います。
DJTモジュールバージョンは画像から分かるようにコネクタ部分が下側にあるためアダプタの外側にハミ出してしまってます。
DFTモジュールはコネクタは上部にあるため一番厚い部分に収まっています。
そのために、X-Liteとギリギリまで寄せて更に強度を保ちつつ厚さをギリギリまで削ったために”逃げ”を作ることが可能となってます。
実際ギリギリを追求したために後述のネタできてしまいました(笑

それで、製作し、装着した結果、
凄く良いです。
DFTモジュールは使用目的が不明(*1で”何故今でも売られているのか”不思議なアイテムです。
とは言え、国内で合法的にFrskyプロトコルを運用するためのたった二つの手段の内の一つです。
小さいのでバランスが更に良くなりました。

とは言え、こんな偏った事やるのは私くらいでしょう(笑

ネタでは、限界を求めるあまりある部分の厚さをギリギリまで削ったらDMM様から
”こんなに薄いと造形時に破損する可能性が有りますがどうしますか?”
との連絡が入ってしまい、泣く泣く0.5mm厚くしました。
と言うエピソードも有ります。
確かに指で押すとペコペコするのですが、そのひとつ前のバージョンではプリントアウトしてくれたんです…。

*1)
本来はFutaba製のプロポ対応の物ですが、現在Futabaのモジュール対応プロポはオークション等の中古市場以外では手に入りません。

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